私は現在、人材開発事業部のプロデューサーとして、営業活動と企業の新人研修、営業研修、マネジメント研修などのプロデュースを手がけています。

お客様の業種としては銀行、官公庁、不動産会社以外の幅広い業種を扱っています。規模

的には1000名以上の大企業が多く、お客様からの紹介や問い合わせがあれば、中小企業の案件を引き受けることもあります。

営業活動については、既存顧客と新規顧客へのアプロ―チがあるのですが、私の場合は既存顧客への対応が多いですね。新規の場合も、問い合わせがあった方への反響営業です。

既存のお客様への営業は、すでに関係構築ができているので、話もスムーズです。「今年度はどうしましょうか？」と声かけをさせていただくと、「実は今こういう話が、社内であがっています。」といったお話が返ってきます。それに沿って討議用資料や企画資料を作成し、何度かお客様と擦り合わせをして、何に取り組むべきかを決めていきます。

その後は、具体的な提案書を作成し、実施が決定したら担当講師と一緒にコンテンツを作成していきます。

お客様は営業教育担当者や人材開発部門の担当者が多く比較的ゆったりとした雰囲気の方が多いので、打ち合わせをしていても話しやすいです。そういう意味では、お客様に恵まれていますね。

プロデューサーは案件のご提案から見積書の作成、実際のコンテンツ制作まで、すべての業務を一気通貫で担当できるので、とてもやりがいがあります。

転職した当初は仕事に慣れるので精一杯でしたが、今ではこちらからお客様にお声がけをしなくても、「社内でこういう話があるのですが、相談できますか？」と、問い合わせをいただけるようになりました。そんなときは、自分もお客様から信頼されるようになったのかなと、嬉しくなりますね。

当社の業務は、一度仕事をさせていただくと長いお付き合いになるお客様が多く、長く勤めると人間関係も強固になっていくので、仕事はしやすいと思います。

私たちアルヴァスデザインは、売上数値ファーストのコミュニケーションをしません。

あくまで、「良い仕事をしていれば、業績は自然と伸びていく」という考えをベースにしているからです。

これによって、お客様とのコミュニケーションも変わります。少なくとも、「お客様に買ってほしい」という感情は皆無になり、「お客様のために良い仕事をしよう」という発想に自然と行き着きます。

そこが当社の営業職と、他の一般的な営業職との違いかもしれません。代表の高橋もそういう考え方なので、私たちも良い仕事をすることに集中できますし、お客様の理念やビジョンの実現を支援することに全力を注げます。

私が仕事をする上で大切にしていることは、お客様にとっての単なる教育担当者ではなく、一緒に優れたものを作っていくという対等なパートナーでいるということです。そのためにも、自分を大きく見せようとせず、ありのままの自分でお客様と接するようにしています。

わからないことはわからないと正直に伝え、「教えてください」とお願いしますし、できないことがあれば「できません」と率直に伝えます。そうすると、お客様も本音で私に話してくださいます。その方が、お互いに無理をせずに、長いお付き合いができるのではないか、と思っています。

私一人でできることには限界がありますし、持っている知識やアイデアも限られています。だから一人でがんばってやり切るのではなく、いろいろな人の力を借りながら、周囲を巻き込んでいい仕事をしていきたいですね

当社の社内はとてもオープンな雰囲気で、体育会系というよりはクリエイティブな感覚の人が多い職場です。マネージャーや一般社員といった立場に関係なく、フラットに誰とでも話せるので、コミュニケーションをとりやすい環境です。

皆それぞれ個性的で、好きなものや興味のあるものも違うので、いろいろな価値観の人がいるのは楽しいですよ。メンバー同士で情報を共有していると、常に新たな発見があります。

そんな自由な雰囲気の中で、私もメンバーと協力し合いながら、少しずつお客様との信頼関係を築いていきたいと思っています。